こんにちは!広報の佐藤です。
ノンピではフードデリバリーサービス「nonpi foodbox™」、社内カフェテリアの企画運営サービス「nonpi Chef’s LUNCH」、コーヒーカフェ「R.O.STAR」、藤子・F・不二雄ミュージアムカフェ、など様々複数の事業を展開していますが、いつでも安全で美味しい食事をご提供するためには、製造現場の日々の衛生管理が大切です。
今回は、その役割を担いノンピの根幹を支える影の立役者、衛生管理部「鈴木郷さん」を取材しました!
どのようにして食の安全が守られているのかや、仕事にかける思いなどを伺ったので早速ご紹介していきます!
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〈プロフィール〉
名前:鈴木郷(すずきさとし)
入社日:2004年5月
所属部署:衛生管理部
出身地:東京都
趣味:サッカー観戦(浦和レッズファン歴15年)
入社後にノンピが運営する埼玉スタジアムのカフェで働いたのをきっかけに浦和レッズの大ファンに。
年3,4回試合観戦へ行き、多い時期は埼玉スタジアムのホームゲームを全試合観戦してたというツワモノ!
その他:メキシコが好き。国内を1か月間旅行をしたことがある。
衛生管理部の役割は「お客様の笑顔を守ること」
鈴木さん:はじめまして、鈴木郷です。
私は衛生管理部という部署に在籍しているのですが、表にでることが少ない部署なので今回の記事を通して皆さんに知ってもらえたら嬉しいなと思っています。
それでは早速、衛生管理部の目標や活動内容についてお話していきますね。
まず私の部署では「お客様の笑顔を守ること」を目標に掲げています。
これは、企業ミッション(※「世界に笑顔を増やす」)を達成するためには、お客様が笑顔になれる環境を維持し、その上で喜ばれるサービスを提供することが必要という考え方から来ています。
なので、非常に重要な仕事を担っていると感じますし、会社の根幹を支える部署だと思っています。
ここからは活動についてですが、大きく2つあります。
一つ目は、ノンピから出ていく商品で衛生事故を出さないために予防線を張る活動です。
異物が入っているなど笑顔になれない要因が商品に含まれないよう、日頃から製造現場の環境整備をしたり、トラブルの原因になりそうな商品を見直すよう担当部署になげかけたりします。
二つ目に、万が一事故がおきてしまった時、お客様のため、会社のために事実を確認し対応する活動です。
基本的には一つ目の活動がメインですね。
PDCAの積み重ねが「安全な商品の提供」へ繋がる
鈴木さん:「衛生事故を出さないために予防線を張る」について具体的に説明しますね。
当たり前かもしれませんが、まずは「衛生的」に対する認識を全員で統一することが重要です。なので「衛生的とはどういうことか」を言語化します。次に、衛生的な環境を保つための具体的な計画を立て、製造現場で実行してもらいます。その中で課題がでれば改善し、改善した内容を計画に練りこみまた実行します。こうしたPDCAを日々回し続けて衛生事故が起きる要因を取り除くことで、事故を未然に防ぐことができます。
さらに、全従業員が「衛生」に対する正しい理解をすることも事故を未然に防ぐために重要だと考えています。そのため、全社員向けの衛生講習会を定期的に開催したり、社内カフェテリア運営で新規契約いただいた企業様のカフェオープンに合わせて、店舗アルバイトさんに正しい手洗い方法をレクチャーしたりしています。
店舗アルバイトさんに手洗い方法をレクチャーする鈴木さん
レクチャーのタイミングでは、いつもの手洗い後に残った菌と、正しい手洗い後の手に残った菌の差を見てもらうのですが、いつもの手洗いだと菌が残っていることがほとんどなんです。皆さんとても驚き、手洗いの大切さに気付いてくれるので衛生管理部として大切な活動になっています。
その他には、ノンピが運営する実店舗のスタッフと一緒に店内清掃することもありまして、ちょうど年末に珈琲カフェ「R.O.STAR 豊洲店」の清掃をスタッフと行いました。
営業中の「R.O.STAR 豊洲店」
閉店後R.O.STARキッチン内を清掃するスタッフ
日頃から清掃は行っているのですが、日々の営業をこなしながら隅々まで目を配るのは難しい。。ということで、数時間かけてキッチン内、コーヒー豆陳列棚、客席などあらゆるところを掃除しました。
このように、ノンピが安心安全な商品を出し続けるために率先して動き、時にはサポートをすることで事故を防ぐための予防線を張るのが衛生管理部の仕事です。
仕事にかける2つの想い
私は、ノンピ社員としての想いと個人としての想いをもってこの仕事をしています。
まずは社員としての想いです。
ノンピでは、衛生事故ゼロという「当たり前」の状態を維持するために、沢山の社員が大小様々な努力を日々行ってくれています。そうした努力が報われてお客様から「ありがとう」と言って頂けるように、私も衛生管理という立場から最大限サポートしたいと強く思っています。
そして、お客様を笑顔にしたい一心で世に出したサービスが思いと裏腹に笑顔を奪っていた、こんな悲しい出来事が起きないためにも、安全で美味しい食事が提供できる環境作りや社員の衛生知識向上に全力を注いでいます。そしてこれからもこの思いで仕事に励んでいこうと思っています。
もう一つ、個人の想いについてです。
実は以前コックをしていた経験があるんです。
その経験と今の衛生管理職の経験を踏まえ、コックの第二の人生の選択肢として衛生管理職があることを伝えていきたいと思っています。
コックは本当にやりがいのある仕事ですが、その反面、一日中立ちっぱなしだったり、暑い厨房で動き回ったりと、身体を酷使する大変な仕事でした。
忙しいと食事もろくにとれません。
そうした特性上、長く働きたくても諦めなくてはならない方が一定数いるんじゃないかと思っています。
そんな方には、自分の経験談を踏まえて「衛生管理職という仕事がありますよ」と伝えることで、第二の人生を進むサポートができたら嬉しいなと思っています。
インタビューを終えて
いつもまっすぐ誠実に仕事と向き合う鈴木さん。インタビューからもその姿勢や思いがひしひしと伝わってきました。衛生管理という仕事は、社内にいてもあまり業務内容を知れる機会がないのですが、この記事によって少し多くの方に仕事の素晴らしさが伝わると嬉しいです。鈴木さん、貴重なお話ありがとうございました!